2010年12月11日土曜日

「60歳までに1億円をつくる術」を読んで



60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)
60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)

資産運用の専門家として有名になりつつある、内藤忍さんの本。内藤忍という存在を初めて知った本。就職活動時期に本屋で手にとった気がする。お金の在り方経済の見方資産形成の方法をすごく分かりやすく解説してくれる実践的な本だった。
 マネックスという証券会社に注目したのも彼のおかげだし、実際に投資をはじめてみようと感じたのも彼の本を読んでからだろう
金融の様々なセクションで仕事を経験してきたことが、自らのキャリア形成につながったといわれる。
印象に残った部分は以下の通り。

■稼ぐ力・健康・時間の三要素
・一般的には、ストックと言えば金融資産をさすが、お金だけではなく目に見えない資産もストックに含まれると考えられる。
「稼ぐ力」・「健康」・「時間」のような将来の収入を運んでくる源のようなものである。
・健康は大きな資産である。健康が良くないと、医療費がかかったり、実動時間が少なくなったり日々の仕事で生産性が落ちたりする。したがって、体に良い食事をしたり、体力維持のため運動をしたりすることが、ケチらずに「投資」と考えることができる。

たしかにそうだなあ、と感じた。不健康がもたらす金銭的負担は結構大きかったりするし。
時は金なりという通り時間も大切。稼ぐ力はこれから身につけなければ・・・。


■住宅ローンのリスクはFXのレバレッジと同じ
・住宅は買っても借り手も経済的には同じだといったが、これからは、賃貸のフレキシビリティーがますます大きくなるFX10万の元手で1000万などの巨額のお金を動かすことで知られているが、住宅ローンも同じ。考えてみれば住宅ローンもこれとよく似ている。家は換金性が低いし、地震や火災のリスクもあるし、手入れも自分でしなければならない。

ホリエモンさんの「新・資本論」で取り上げた通り、住宅ローンも考えものなのだろう。

■ネットですべてできないか考えてみる
・あらゆることをネットでできないか考えて見る。なぜなら店舗や人件費がかからないから。ホテルの宿泊料を電話で予約した場合とインターネットで予約した場合は値段が違う
・インターネットには「一覧性」という特徴がある。たとえば、証券口座の取引履歴を見たいとき何年何月と入力するだけで、パッと出てくる。金融とITは相性が良いから、お金の出し入れに関することは基本手にネットでできないか考えてみることが大切。

ネット決済、ネット銀行、ネット証券、ネット通販もうなんでもネットで済む時代になったものですね。

プロの専門家からの診断を
保険の力は、「すごく確率は低いけど、起こってしまったらすごい損失になること」だと言われる。働き盛りのお父さんが亡くなってしまうことはまずあり得ないことだけど、もし亡くなってしまったら大問題である」とい点である。
・だから、生保営業マンに相談しても自社商品をすすめられるだけだから、保険専門の独立系FPにきちんとお金を払って診断をお願いして見直すべきなのである。一時間の相談に一万円払ったとしても、毎月支払が2000円節約できれば、半年後にはもう元を取れる。相談する際には、相談相手をよくみるべきである。

筆者のおっしゃる通り。これからは独立系FPの時代が来るだろう。どこかの会社に属する限り、自社製品を売らざるを得ないのだから。

【まとめ&感想】
ダイエットと投資はよく似ているという点は納得できる。保険に関する話は岩瀬大輔さんの本と連動させればすごくおもしろいし、キャリア形成の視点から見ても、「世界経済は成長し続ける」、という独自の視点もおもしろくダイエットと投資はよく似ているという点は納得できる。保険に関する話は岩瀬大輔の本と連動させればすごくおもしろいし、キャリア形成の視点から見ても、内藤忍という存在にすごく興味関心を持てた。

日経BPの雑誌内藤忍お金の話をしませんか (日経ホームマガジン 日経マネー)も必見。

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